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金管楽器 [音楽]

チューバという楽器に決まった僕は
中学のときの楽器選択時に先生から言われてた
トランペットはすぐに音が出るから・・・・という台詞が
そんな単純な意味じゃないということを思い知る羽目になりました

リード楽器は、結局のところ楽器自体が音を出す仕組みを持っていて
金管楽器には、なんと音が発生する部品はついてないのです

もちろん知識としてはわかってました・・・・

が・・・・が・・・・・・が・・・・・・・・・・・

吹奏楽器を覚えることの醍醐味のひとつに
やったことのない人と、やったことがある人との間に
とてつもなく大きな壁が横たわってるというのがあると思います

向こう側の人とこちら側の人

それをまた、新たに教えてくれるチューバという楽器との出会いは
素敵な出会いだったと・・・・・
思わせてくれるのには、まだまだ時間が足りない
正式入部後の僕でした
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チューバ [音楽]

ほんの数分前まで想像もしてなかった
僕の担当楽器
その名はTUBAチューバだ
唾がやたら溜まるからTUBAと呼ばれるとか
そんなことはどうでもよかった
チューバの先輩がなんと
体力づくりにおいて、もっとも恐れられていた
○○先輩だったことである
その事実の前では、その楽器がどんな楽器なのか
等という、ちっぽけなことはどうでもいいことであった
もうひとり、新一年生がチューバになった
体力トレーニングの時に、元野球部出身で
僕とともに、余裕でランニングなどしていた○○君だった
後でわかることだが、彼は
女性にもてたいがために、できればサックスみたいな
花形楽器を希望していたらしい
所詮、男なんてものはそんな理由なのである
そしてむさっくるしい男3人のパートによる
高校吹奏楽部生活がスタートした


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パート決定 [音楽]

いよいよ正式にパーカッション所属となり
部活生活のはじまり
となるはずだった
部長に呼び出された
実は○○君が第一希望をベースと書いたんだが
それはベースギターのことで
チューバのことだとは知らなかったらしいと
ええええ、そうじゃなかったんですか??

僕も内心驚いた、チューバのこともベースっていうのだと
その時初めて知りました
で○○君は第2希望のドラムならやってもいいけど
そうじゃなかったら退部すると・・・・・
も、もしかしてそれって
今更、僕も同じ勘違いしてたとも言えず
首を縦に振るしかありませんでした


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本入部 [音楽]

つらく長かった仮入部期間が終わった
本入部の日から、新しい部員が確定する
拷問のような体力づくりの間に
ずいぶん仲間も減ってしまった
音楽が好きなだけなのに
なぜこんなことをさせられなきゃいけないのかという
矛盾に耐えかねてのリタイアだったに違いない
だが、いつの世にも理不尽というものはつきものなのだ
その程度の理不尽に耐えられなければ
楽団などと言う、団体活動などとうてい無理なのである
ということは、数年後に理解できるようになる
そして、部員確定と共に正式な希望楽器のアンケートがあった
第3希望まで記入だったが
パーカッションに内定している僕には第2第3は、意味がなかった
とりあえずドラムセットといえばペアで語るべきベースギター
などというごろあわせで、ベースと書いてみた
第3は、滑り止め安全対策ということで
クラリネットと書いておいた


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ダブル打ち [音楽]

パーカッションの練習も架橋に入ってきて
ダブル打ちなるものを教えられた
ここがパーカッションの経験者とそうじゃないものとの
分かれ目だった
ダブル打ちをマスターすることにより
スネアドラムの花形テクニック
スネアロールをものにできるのである
その応用であるパラディドルなども特訓させられた
心身ともにパーカッション魂にそまりつつある
仮入部期間でした

仮入部期間でした

仮入部期間でした・・・・・


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体力トレーニング [音楽]

仮入部の間、体力づくりと称して
中学までの甘い考えでの部活から
厳しい練習にも耐えられる精神をやしなったり
同じ苦しさを乗り越えてきたものが持つことの出来る
連帯感
たどり着けたことによる達成感と
それまでの苦労にむくいるために
多少のつらさで部活を投げ出さない
等の多くの効用がある(そのことは、数年後にわかるだけなのだが)
先輩らにしごかれる一ヶ月があった
音符さえ追いかけてれば幸せな僕にとっては
そのために乗り越えなきゃいけない試練など
なんでもないことだった
中学時代に長距離の選手として代表とかになってたから
平気なだけだったのかもしれないのだが


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パーカッション [音楽]

弟分として、男子先輩群に引っ張りだこにされる
気配があった
そんななかにパーカッションがあった
クラリネットをあきらめたらしいといううわさが
ひろがるなか、次にパーカッションの先輩が
僕をパートに引き入れようとして
声をかけてきた
ドラムの練習によって、目覚めかけていた僕は
興味も加わって、本入部を前にして
特別にパーカッションの特訓をうけることになる
どうやら、吹奏楽においての、パーカッション
それも男子となると、ドラムセットという花形にも
つけるらしくておいしいらしいということも解ってきた
僕は高校3年間をパーカッションにかけることに決めた


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クラリネット5 [音楽]

苦労はしそうだという評価とは別に
なんとなくクラリネットパートへ入る雰囲気は
決まりつつあったが
クラリネットは、ほとんどが個人持ちだということを
聞かされるにいたるまでの命であった
あああああああ
なけなしのお金がエレキギターに化けてる
と後悔したときにはもう遅かったのである
こうしてエレキギターとひきかえにして
2年と4ヶ月のクラリネット人生に別れを告げることになった


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高校 [音楽]

高校入学と共に、中学の時に小心者だったせいで
入部するのが一年余り遅れてしまった失敗を教訓に
さっそく吹奏楽部を訪れることにした
一級上の同じ中学の先輩が入部してたこともあり
既に、僕が入部するという話は伝わっていたらしい
経験楽器のことも既に伝わっていたので
さっそくクラリネットを吹かされて
簡単なオーディション状態になった
自己流でここまでたどり着いただけの僕には
想像通りというか、想像以上の厳しい結果だった
「初心者より、苦労するかもしれないなぁ」
この時点では、まだクラリネットにかじりついてでも
吹奏楽を続ける予定でした
あの事実を聞かされるまでは


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エレキギター [音楽]

高校へ入学するまえの春休み
高校へは下宿から通うことになっていたので
フォークギターをひけなくなるだろうと
貯めておいたお金でエレキギターを買うことにした
まさか、そのことが
僕の音楽人生の選択において
重大な意味を持つとも知らないまま
春休みの終わりと共に
僕の手元には立派なギターケースに入った
YAMAHAのエレキギターが存在した
生まれて2度目の楽器購入であった


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